Tillandsia cf.carminea

当初carmineaとして出回り始めましたが、どう考えても異なるので、その後はcf.carminea、カルミネア(類似種)、カルミネア(仮)、仮カルミネアなどの呼称となっています。新種だと思われるので、記載が待たれます。また、屈曲具合やトリコームの白さから、日当たりの良い急斜面の崖に生息しているのではないかと推測しています。乾燥に強い性質を持ちながら吸水で葉が開く(といっても本種の場合はほんの僅か開く程度)のは過酷な環境で生き抜く術なのでしょうね。本種が自生する場所の気候区分はわかりませんが、例えばブラジル中央部〜南東部にかけて広がるサバナ気候は雨季と乾季がはっきり分けれており、乾季はほとんど降雨がありません。乾季はじっと耐えて雨季になると一気に生長するわけですが、その適応能力の高さにロマンを感じずにはいられません。

店ではLED照明を用いて10000-12000ルクス程度の光を1日9.5時間当てて栽培しています。水やりは恐る恐る週一30分程度のソーキングとしていますが、長くソーキングすると葉が少し開くので、意外と水を求めているような気もしています。店内の温度は冬季最低15度、夏季最高27度。
2019.7.19






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